2026年10月24日(土)に京都市呉竹文化センターにて令和8年度第1回市民公開講座を開催致しました。
当日は、区民の皆さま、伏見区で働いておられる医療介護福祉関係者の皆さま243名の方にご参加いただきました。
沼尾ひろ子様のご講演では、仕事への責任感と初期症状を対比させた臨場感あふれるお話から、失語症を発症された当時の苦悩や絶望、そしてそれを乗り越えて再び前を向かれるまでの歩みを、実体験を通してお聞かせいただきました。失語症からの再起に向けた努力や前向きな姿勢は、参加者の心に深く響くものでした。また、「私と一緒にやりましょう」と呼びかけながら音読体操を実践していただき、参加者も一緒に取り組むことで、会場に一体感が生まれました。
木下彩栄先生のご講演では、【認知症総論】【認知症・特にアルツハイマー病とは】【認知症の診断・治療の転換点】【早期発見のポイント】【認知症の予防的な生活とは】について身近な例えを交えながら、分かりやすく丁寧にお話しいただきました。認知症は誰にとっても身近なものであり、特別なことではなく、誰もが向き合う可能性のある課題であること、過度な不安や諦めを持つのではなく、正しく理解し、早期に気づいて受診することの大切さや、日頃からの生活習慣の見直しなど、無理なく取り組める予防のポイントを学ぶことができました。
アンケート結果では、ご本人やご家族が高次脳機能障害や認知症と向き合っておられる方にとって、講師の実体験や温かいお話に触れることで、気持ちに寄り添う安心感や、前向きに歩んでいくための励みを得られる機会となったという声がありました。
参加者の皆さまに学びと希望を届けていただきましたことに、心より感謝申し上げます。
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2026年10月24日(土)に京都市呉竹文化センターにて令和8年度市民公開講座を開催致します。
笑顔で始める健康ライフ!~今日から見直す脳にいい暮らし方~
特別講演 1:名前すら言えなかった私が、言葉を取り戻すまで
-失語症からの再起と音読体操-
フリーアナウンサー・音読トレーナー 沼尾 ひろ子氏
特別講演 2:認知症予防のための生活習慣:
今、どこまでわかっていて、何ができるのか
京都大学大学院 医学研究科 人間健康科学系専攻 教授 木下 彩栄氏
医療・介護専門職のみなさまは、脳血管障害や頭部外傷などの後遺症により、失語症のある方を数多く支援されてきたことと思います。気持ちを伝えるための大切な手段である「言葉」を失った苦しみに、私たちはどのように寄り添えばよいのでしょうか。そして、そこから少しずつ回復していく過程を知ることは、ご本人やご家族はもちろん、支援者にとっても大きな道しるべとなるのではないでしょうか。
また、認知症は早期発見・早期治療が重要であり、当講演を通してご自身やご家族へ生活習慣の中での認知症予防を今一度見直していただく機会となれば幸いです。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
